ハイポトニック飲料作製マニュアルVer.1.1
(自作スポーツ飲料)2010年8月25 日


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 市販のスポーツ飲料などは、糖分を過剰に添加しているため、飲みつづけると糖分の取りすぎなどが起こるため、糖分摂取を控えめにし、吸収を最大限考慮し水分補給に重点をおいた。加えて、味も良くさわやかさも考慮した。

 塩分は0.2%に調整しているが、冬季などあまり汗をかかないときは食塩量を半分に減らして0.1%程度に加減すれば良いと思われる。

基本製作: 2リットル入りペットボトルを準備し4gの塩、クエン酸1g(0.05%=5ppm)、30g(1.5%)の糖類を添加しよく攪拌する。

 これが、最も基本的で長期間使用しても飽きないし、有用でもある。
夏季などはこれを冷蔵庫(約5℃)に保存して飲用すると、爽やかである。

 更に、レモン果汁(20ml、小匙4杯、1%=100ppm)などを添加するとベストである。また、レモン果汁の代わりに、好みに応じて、ゆず、夏みかん、グレープ・フルーツなど柑橘類を適当に添加するのも良い。 また、5〜10ml程度のにがりを添加すると他のミネラルも摂取できて良いが、塩分は多少変化する。

 500mlのペットボトルなどに小分けして利用すると、便利である。
また、分量は厳密に計測する必要はなく、コーヒースプーンで最初に1gの食塩量、1gのクエン酸量、30gの糖類を計量して記憶し、それを目安に以後は作製すれば良いであろう。

 スポーツ・ドリンク味にしたい時や、運動が激しい場合は多少の糖を加えた方が良いので50〜80g(60gの場合3%の糖度)の糖類を添加する。しかし、これは市販品に近くなるが、自作すると安価であり、メリットとなる。

 果汁類を全く添加しないものも多少まろやかさに欠けるが、簡単で良いとも言える。1gの食塩+適量のクエン酸を薬包紙などに包んで数包を携帯すれば、500mlのペットボトルと水道水さえあれば、出先でも追加のアイソトニック飲料が作製でき夏季は大変重宝する。
ただし、薬包紙ではすぐ湿るので、保存は薬包紙ごと密封ビニール袋などに入れる必要がある。ビニール袋に直接保存すると、ペットボトルに入れにくく、これも困ることが多い。


参考:ハイポトニック(低調液、体液より浸透圧が低く経口的には吸収が良い)、アイソトニック(等調液、体液と同じ浸透圧で点滴、直接輸液などに適する)、ハイパートニック(高調液、体液より浸透圧が高い)