先日、滋賀県大津市に行く機会があり、琵琶湖を間近に見てきました。さすがに琵琶湖は大きいなあと感心して見ていました(写真1)。しかし、琵琶湖は琵琶湖大橋によって北湖と南湖に分けられているそうですが(写真2)写真1は南湖の一部であり、北湖の方が南湖の何倍も大きいのだそうです。そのことは知っていたのですが、目の当たりにするとやっぱり驚きます。
海のように大きな波も打ち寄せ、沿岸には藻類が打ち上げられており(写真3)まさに海そのものです。しかし、やっぱり藻類は(写真4)淡水性の藻類で、なんだかがっかりしたような、ほっとしたような複雑な気分でした。
蛇足ですが、琵琶湖は世界に約10か所くらいしかない古代湖として有名で、バイカル湖、タンガニーカ湖、ビクトリア湖などと並び称せられます。地球上に何万となくある湖と比較して、古代湖の歴史は非常に古く、その湖にしか生息しない生物も数多く棲んでいたりします。つまり、琵琶湖は日本列島誕生にも匹敵する太古から存在しているのです。それやこれやで?琵琶湖の平均水深は約80メートルで、瀬戸内海の平均水深(38メートル)より遥かに深いのです。そして、風の向きによっては吹走距離が長く、本当に大波が起こり非常に危険な湖となると言われます。今回は穏やかでした。
写真1:南湖の一部、琵琶湖大橋は霞んで見えません
写真2:南湖の地図、大津市付近から写真1を撮りました
写真3:沿岸と波、藻類が打ち寄せられている
写真4:打ち上げられた淡水性の藻類(クロモorカナダモ?)